contents
こんにちは。ゆあおパパです!
今回はライフプランを実現するための貯蓄シミュレーションの作成手順をお伝えしたいと思います。
シミュレーションを作成することで、理想のライフプランの達成可否、達成するための問題点が明確になります。
是非ご覧いただき、実際にあなたの貯蓄シミュレーションをしてみましょう。
【貯蓄の超基本 step1】ではオリジナルのライフプランを立て、【貯蓄の超基本 step2】で生活費を最適化する方法を記載していますのでご覧になっていない方はこの記事を読む前に是非ご一読くださいm(_ _)m
3つの流れにそって説明します。
ゆあお家はExcelを使ってライフプランのシミュレーション表を作成しましたので、その流れを順序良く説明したいと思います。
lifeplan_sheet-雛形
Excelを触ったことのある方であればサクッと作れる簡単なものです。
ゆあお家で使用しているテンプレートなので、皆様のご家庭に合った項目に修正してください。特に支出に関しては各ご家族に合った内容にカスタマイズする必要があります。
医療の発展などにより寿命は伸び続け、今後は人生100年計画で考える必要があります。
よって、ゆあおパパ・ママが100歳になるまでのシミュレーションを作成しました。
lifeplan_sheet-ライフイベント入力
【貯蓄の超基本 step1】で立てたオリジナルのライフプランを反映させましょう。
具体的にライフイベント内容を記載します。いつ、何のイベントかを記載します。
例えば、ゆあお家は子供達の進学タイミング、住宅改修・リフォーム、車の買い替え、子どもたちの各お祝いなどを記載しています。
他にも、今後家の購入など大きな費用を必要とするイベントは記入しましょう。
lifeplan_sheet-ライフプランB
ここでは収入と支出の具体的な数字を入力していきます。
収入に関しては、今後の昇給ペースが大まかに決まっている場合はその通り記載します。
不明な場合は現在の収入額を退職の年まで入力します。
ここで注意が必要なのは、税金や保険料を差し引いた手取り収入額を明記してください。
退職金もお忘れのないよう入力しましょう。そして、退職後予定している年金給付額を記入します。
支出に関しては、家計簿を継続的に記入している方は過去数年遡り、適切だと思われる支出額を記載してください。
【貯蓄の超基本 step2】で生活費を最適化した方は、もちろん最適化したもの(見込みのもの)を入力しましょう。
子どもたちの養育費、教育費は額が大きいため慎重なシミュレーションが求められます(具体的な養育費・教育費を知りたい方は【貯蓄の超基本 step1】をご参考にしてみてください)。
ゆあお家は小・中・高は公立、大学は私立でシミュレーションしています。首都圏の大学を想定し仕送りも計算に入れました。
↓この書籍も非常に分かりやすく参考になりますので興味がある方は是非ご一読ください。
ライフイベントに必要な費用も忘れずに入力してくださいね。
そこまで記載すれば概ねシミュレーションは整っていると思います。
「年間収支(A-B)」の行はその年の収支バランスを確認し、「貯蓄残高」で貯蓄の程度を把握します。
ゆあお家のピンチ(赤字家計)は【第一子大学入学〜第三子大学卒業までの期間】、【退職後全ての年】であることがお分かりいただけると思います。
妄想するだけで胸がぎゅっと締め付けられます^^;
さきほどのシミュレーション結果から、ゆあお家はなんとか養育・教育費は貯蓄できそうだということが分かりました。
しかし、退職時の貯蓄額は老後を豊かに暮らすにしてはやや物足りないと考えます。
実際、退職後の収支バランスは毎年赤字のため貯蓄額は年々減る一方です。もし、想定以上の医療費を計上したり、施設入所費用などが発生した場合は破産リスクもありそうです。
そこでゆあお家は、下記の通り問題点をあげ、解決策を講じることにしました。
- 退職時の貯蓄額が不足している
- 退職後常に赤字が続き貯蓄額減り続ける
- ゆあおママフルタイム勤務〜退職までの間は積立NISAで資産運用する
- 老齢年金の繰り下げ受給をする
第三子が小学校に入学するタイミングでゆあおママはフルタイム勤務に戻る予定です。
時短勤務からフルタイムに戻ることで得た、増収分の一部を積立NISAで運用しようと考えています。
毎月3万円ずつ20年間積立NISAでインデックスファンド中心に運用する予定です。
長期・分散・積立による手堅い手法で十分実現可能な運用利回り4%を目指します。
具体的には3万円×12ヶ月×20年=720万円を運用利回り4%で運用できた場合は1090万円まで増える見込みです。結構な額を退職時の貯蓄に回せますね。
これがまず一つ目の解決策です。
次の解決策は老齢年金の繰り下げ受給です。
老後の家計を考えたときに非常に重要な仕組みですので是非公式サイトに目を通していただきたいと思います。
参考 日本年金機構年金の繰上げ・繰下げ受給簡潔に言うと、年金を受け取る年齢を遅らせるとその分受給額が増額されるというものです。下記に増額率を表示します(日本年金機構引用)
請求時の年齢 | 増額率 |
66歳0ヵ月~66歳11ヵ月 | 8.4%~16.1% |
67歳0ヵ月~67歳11ヵ月 | 16.8%~24.5% |
68歳0ヵ月~68歳11ヵ月 | 25.2%~32.9% |
69歳0ヵ月~69歳11ヵ月 | 33.6%~41.3% |
70歳0ヵ月~ | 42.0% |
ゆあお家が老齢年金繰下げ受給を利用した場合(70歳0ヶ月から受給)下記の通りになります。
ゆあおパパ 180万円+(180万円×42%)=180万円+75.6 万円=255.6万円/年間
ゆあおママ 150万円+(150万円×42%)=150万円+63 万円=213万円/年間
65歳受給の場合(2人合計)=330万円/年間 → 70歳受給の場合(2人合計)=468.6万円/年間
すごい威力!!
もちろん、65歳で退職した場合は5年間給与が無いため貯蓄を消耗して生活することになりますが、70歳からの家計にかなりゆとりを持てます!
よって、65〜70歳までの5年間をしのげるほどの貯蓄を用意できる家庭は是非採用すべきシステムです。
まさに豊かな老後を過ごすためのシステム!!
もし繰下げ受給待機中(65歳〜70歳未満)にお亡くなりになったとしても、遺族は65歳から受給できた老齢年金分を未支給年金として受け取ることができるようなので安心です。
下記のデータは、ゆあお家が積立NISAと老齢年金繰下げ受給を取り入れた場合のシミュレーション結果です。
グラフのプランA(積立NISA+老齢年金繰下げ受給あり)とプランB(積立NISA+老齢年金繰下げ受給なし)を比較すると違いがよく分かります。
lifeplan_sheet-ライフプランA-1lifeplan_sheet-グラフ
理想のライフプランを実現させるための貯蓄シミュレーションについてお話させていただきました。おさらいです。
貯蓄シミュレーションをする目的は理想のライフプランの達成可否、達成するための問題点を明確にすることです。
【貯蓄の超基本 step1】オリジナルのライフプランと、【貯蓄の超基本 step2】で生活費を最適化したのちにExcelを用いて簡便なシミュレーションを作成しましょう。
明確になった貯蓄の問題点の解決策(ゆあお家の解決策は積立NISA+老齢年金繰下げ受給)までシミュレーションできたらばっちりです!
お疲れ様でしたm(_ _)m
[…] 次は、今回最適化した生活費と【貯蓄の超基本 step1】で決定したライフプランと合わせ、将来のシミュレーションを作成する作業をお伝えしたいと思います(【貯蓄の超基本 step3】)。 […]
[…] […]